2019-10-12 秋のにおい 青と赤の紫蘇の花 すっと手でなでると、紫蘇の香りがふわっと広がる。 匂いにびっくりしたのか、いたずらっ子の キツネノマゴは、ペロッと舌を出して、 ススキが生える草むらに入っていた。 あれ、なにかがススキの根元でキラッと光った。 狐のお父さんが好きな、煙管がニョキニョキ頭を出していた。 パイプの口からはキラキラ光る光がたなびき、秋の空に昇っていった。 すーっと。 すーっと。 そらへ上ってのぼっていった。 気持ちがいいね。