コロナの影響で、のびのびになっていた北陸への仕事のため、特急「しらさぎ」の1番列車で北陸に向かった。
北陸に足を延ばすのは久しぶり。
日本海側の匂いが楽しみだ。
仕事前の早朝、宿を出た交差点で周りを見回す。
そうだな、お城のほうに行ってみようかな。
金沢城の東側の東照宮に参り、金沢城のまわりをぐるりと朝の散歩に出かけることにした。
おや、7時から開門なんだ。
金沢城は、24時間入れるわけではなく、夜間は閉門しているようで、ちょうど開門されて、町の方も思い思いに散策を楽しまれていた。
ウバユリのつぼみはまだ固い。
梅雨が明けるころには花開くかな。
金沢城はいろいろな石垣があることで有名なようで、石垣めぐりの案内もある。
「加賀百万石」歴代300年続いた歴史とともに、初期の野面積みに、割石積み、そして切石積みと、多くの人々の手によってつくり育てられてきた。
そして、人はそれぞれの印を岩に刻み、その想いを残したようだ。
戦時中は日本陸軍の司令部が設けられ、トンネルが設けられるなどの改修や
防御よりも安全を優先して3段に改修されたという、辰巳櫓など時代の中心としてい築いていた名残が見られる。
金沢城は、町の中心部の小高い丘の部分に築かれており、今は緑がいっぱいの公園になっていた。
平和な時が続き、今は公園としてひっそりとした場内ですが、世の中のバランスは常に揺れ動いてきた歴史がある。
パン!
はじけてとんで、壊れないよう。
この穏やかな時を大事にしたい。