金沢城のなかは、大阪城や他のお城とも何だか違った雰囲気が漂っている。
それは工芸に力を入れた国だからかもしれない。
大切なものは、この大きな蔵の中でしまわれていたという。
後で知ったのですが、この建物は「三十軒長屋」というらしいが、通常通るこちら側から見えるのは、実は裏側なんだとか。。。
今度行ったら反対側に回ってみよう!
場内は、適度に整備され、日本の植物が中心に植えられており、なんだか落ち着きます。
こういうのも、いいもんだな。
日本古来の山野の植物を巧みに取り入れて、生かしてあり
見慣れた植物たちが、手入れ一つでよみがえる。
不思議なものだな。
そして、城内最上部エリアの三の丸があったあたりは、鬱蒼とした木々に囲まれていた。
おや、キビタキだ。
近くの枝にキビタキが来て、早朝の森で歌を奏でる。
木の枝の卵塊の中では、モリのカエルの赤ちゃんが、すやすやと風に揺れながら眠っていり、
虫たちは伸び上がり、精一杯に背伸びをしていた。
朝が来たよ。
加賀百万石のお城は、人と生き物がつながる場所となっていた。
よいお城だな。