土に帰る。
命あるものは最後は土に帰る。
冬を越すことが出来なかった鹿の屍が横たわっていた。
増えすぎた鹿は、飽和状態に達しいつかその数を減らして行くであろう事は
想像出来る。
増えすぎたのは天敵がいなくなった為とか、植林により山の自然が単一になった為とか、人が山から離れていったからとかいろいろ言われるが、様々な要因が絡み合った結果の現象だと思います。
でも、それは長くは続かず、何かのバランスが崩れると、簡単に崩壊してしまうもの。
それは、人の世界にも言えることではないかと思う。
襲うのは飢餓、天敵、転変地異など数え切れない。
その危機が、進化をもたらしたとも言えなくもないらしい。
ここ、伊吹山は湿潤な環境と石灰質の豊富な土壌により、カタツムリの宝庫だ。。
突然変異や環境が進化や変革を生むのかもしれないけれど、変化は苦しみをもたらす。
今のコロナは社会の弱みや課題をあぶり出し、否応なく我々の社会に変化を突きつけている。
増えすぎたかもしれない、人はこれからどうなるのか。
バランスを崩そうとする多くの事象と折り合いを付けながら行き先を模索する。
子供たちに少しでもよい方向に進むことを願います。