暦は、「小満」を迎えた。
日ごとに気温が上昇し、冬を超えた麦がわたわに実る季節
そして、田植えの季節でもあります。
雨が降るごとに、命が吹き込まれ、緑がどんどん濃くなっていくように感じます。
天に舞い上がった命の水が再び舞い降りてきて、地を潤す。
そんな季節に入りました。
週末、各地に大雨を降らした雨が上がり始め、次第に天候は西から回復するという。
そうだな。
人も少なさそうな、伊吹山の北尾根を訪ねてみようか。
雪が解け、国見峠までバイクで上がれるようになっている。
湖東側は、まだ通行できないと看板が出ていた。
雪で崩れ、復旧し。
また崩れ、直していく。
古来、道とはそのようなものなのでしょう。
この日北尾根を歩いたのは、シカと私だけでした。
静かな尾根歩きの道を維持してくれるのに一役買っているのは野生動物だったりするのかもしれません。
国見岳までの急登を、一歩一歩楽しみながら歩を進める。
美しい。
緑の世界に迷い込む。