のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

秋は空から春は里から

見上げると、霧に曇る山腹は空から舞い降りる錦のカーテンが閉じ始めていた。

いい感じですね。

服だけは温かいのを持ってきてください。

あとの装備は私のをお貸ししますから。

1年前に登山を始め、ぽつぽつと歩いている会社の先輩が

仕事の応援に駆けつけてくれたので、せっかくなのでと結構気楽に行ける

秋の富士見台高原を訪れることにした。

気楽と言っても山頂付近の夜間は0℃近くになるが、良い経験になるでしょう。

多治見でレンタカーを借りて中津川から神坂峠に向かって山道を登っていく。

濃かった緑は次第に淡くなり、色づいてくる。

季節の変わり目、秋は空から、春は里からやってくるのがとてもよくわかりますよね。

この季節が好きです。

神坂峠に到着すると、雲の中に入り小雨がぱらつき始めていた。

平地は晴れだが、雲の中は当然こんな感じになりますね。

でも、これはこれで好きな風景です。

さて、避難小屋まで30分ぐらいですからゆっくりと歩きましょう。

雲の変化を楽しみながら、ゆっくりと歩を進める。

今は何も見えませんが、明日晴れたら、景色が一変しますよ。

同じ場所を何度訪ねても、一期一会の出会いなのです。

楽しみですね。