のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

小雪の御池山 コグルミ谷

御池岳への登山口に通じるR306は例年12.月初旬~3月下旬冬季通行止めとなる。

国道管理事務所に電話してみると、今年は12月中頃だと思われるが正確には決まっておらず、現在は問題なく通行できるとのことで、師走最初の遊山は冬季の下見もかねて御池山へ決めた。

山麓から見上げる山々は雲に覆われ、ぱらぱらと雨が降り始めた。
麓の道の駅で小一時間ほど雨宿りして昼前にコグルミ谷登山口に到着した。

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忘れた頃に時たまパラパラと雨粒が降る。

高度を上げると雪だろうなと準備をし歩き始める。

下山されている方に様子を聞いてみると、何も見えなく吹雪いてきたので早々に降りてきたという。

ありがとうございます。

今夜の宿は予定通り、谷あいのテント場を目指すことにした。

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コグルミ谷の道は、崩落が激しく足元に注意しながら高度を上げていく。

木々は葉を落とし先週降ったであろう残雪が所々に残っている。

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キョキョキョ

アオゲラの音が森にこだまする。

鈴鹿の森では何度かアオゲラに出会ったこたある。

立ち枯れの木にも大きな穴が開き、キツツキが中の虫を探した跡が残る。

よく、虫がいるポイントが分かるものだと不思議に思う。

ラジオで流れている、こども科学質問箱に電話して聞いてみたいものだ。

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小一時間ほどでカタクリ峠の稜線が見えてきた。

なるほど、11月頃このあたりで日本リスが見られると聞いていていたが、その理由は栗の木がとても多いからだとわかった。

足元に栗のイガの残骸があちこちに残る。

残念ながらもう中身はなくなっており、リスもいなかった。

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そのころは北の地域の紅葉が見ごろでどうしても足が北に向くが、上手くタイミングが合えば出会いたいものです。

上手く天気は回復してくれ雨にも合わずにここまで来れた。

右に行けば御池だけ山頂だけど、今日は左に足を向け白樺峠から谷に折れ谷あいのテント場に急ぐことにしよう。

木々の間から見える御池岳はあいかわらず雲に覆われていた。

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