のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

冬の野歩き

凍てつく寒さにも負けず

身を寄せ合って、吹き付ける風にも負けず

道端に凛として咲く水仙の花

地面には、あたたかくなったらせーのと競い合って目を延ばす

エンドウ豆の小さな芽があちこちに出ている。

おや、足元に鮮やかなオレンジ色の実が散らばっていた。

くちなしの殻です。

どうも、鳥がつついたみたい。

見ていると冬の間、鳥たちの食べる植物には順番があるみたいです。

最初はカキなどの早くに熟して落ちてしまうもの。

エノキ、ムクノキなどに続いて、ピラカンサ南天など

そしてクチナシなど。

美味しい順番なのか。

食べれる時を待っているのか。

それは鳥たちに聞いてみるしか分からない。

かすかに芳香を漂わせる蝋梅の花も春とともに落ちてゆく。

きりりとした冬の楽しみももうすぐ終わり。

待ち遠しいような、もったいないような。