のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

アゲハチョウ観察日記1(卵の色)-命生まれる-

卵の色

卵の色は個性なのかと見ていると、どうも違うみたいだ。

卵は白色から、真珠色に変わり、そして黒色に変化していた。

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そうか

この小さな小さな丸い、触れることさえためらわれる卵の中で

命が息づいている証拠なんだ。

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産み付けられたばかりの、透き通った風が吹くと葉っぱから零れ落ちそうな球体

小さな命が生まれ始めている。

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 細胞が一つ、一つ分裂するごとに、意識がはっきりしていく。

意識の濃さが増すごとに、無色透明だった卵に色が宿る。 

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命作られる

次第に意識が覚醒していくのを感じる。

無から有が生まれた瞬間だ。

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生き物は生まれる時、何時から意識を持つのだろう。

目の前で変化していく卵を見ながらそんなことを思った。

黒色の卵からはもう少しで小さな幼虫が出てくると思う。

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アゲハ蝶観察日記2へ続く