春が来た、春が来た、どこに来た。
山に来た、里に来た、野にも来た。
(高野辰之「春が来た」)
春一番を告げる強い南風が吹き。
大荒れの、春の嵐もやってきた。
この時期、太陽が高くなることで大地温まり、海水の温度差が小さくなることで
季節風が弱まる。
また、温帯低気圧が日本海上で生まれ発達しながら通過する時に、南から北に向けて強い風が吹き荒れる。
今から、春二番、春三番と南からのやってくる春嵐と、北の冬将軍が交互にせめぎあい、「寒い日3日、暖かい日4日」を繰り返しながら、徐々に冬将軍は北に戻り、本格的な春がやってくる。
そんな空模様を敏感に感じ、草木たちも動き始めた。