のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

わたげ

田植え前のあぜ タンポポが風をまっていたが、お百姓さんがやってきて、きれいに刈り取られてしまった。 翌朝、夜露をいっぱいに受け止めた まあるいまあるい、光の玉が草むらに横たわっていた。 タンポポだけじゃない。 命のわたげが、あちこちで風をまって…

楽しい散歩道

沢沿いに一足早い線香花火が灯っていた。 夏の足音がすぐそこまで迫っている。 梅雨が来るまでカタツムリはお家の中に潜り込んでひとねむり。 今年もギンリョウソウが顔を出していたが、イノシシがあちこち掘り返していて毎年数が減ってきている気がします。…

時の流れ

最近時の流れがとても早くなっているように感じる。 おかしいなー 時の流れは空間によって違うと思う。 街の中の流れは早く。 自然の中の時の流れは遅い。 人は人工物の中だけ暮らしているとときの速さに流されてしまい、気持ちがイライラしたり、体調を崩し…

第二十一候「竹笋生(たけのこしょうず)」

今年はまだ筍食べてないな。 食べて美味しい。 加工しやすくいろいろな竹細工に使われてきた竹は、昔から私達の生活と切っても切れない植物の一つ。 私が育った家の裏にも竹林があり、タケノコ掘りを楽しんだり 竹馬、弓矢、竹槍にボートの竿なんかをつくっ…

新緑の植物園:メタセコイヤ

ご近所の私市植物園のメタセコイヤの森 数百万年前には、大阪の平野にも生育しており私市植物園の三代目園長(元大阪市立大学の教授)だった、三木博士により化石が発見され、後にセコイアに進化した植物とされ、”メタ”セコイヤと名付けれれたという。 古く…

ムラサキケマン

■ ムラサイケマン(紫華鬘) ケシ科 全草に毒あり ウスバシロチョウの幼虫の食草でもある。 20170423 ムラサキケマンという植物が谷沿いに咲いてた。この植物は仏法用具の華鬘に形が似ていることからそう呼ばれるようになったという。 華鬘(ケマン)とは、…

錯覚

新緑の森散歩の一つの楽しみは、木々の芽生え、変身を感じ、生命の息吹を感じること。 ときどき、私たちの過ごしている時間と、木々達が過ごしている時間はすこし違うのかもしれないと思うことがある。 私たちの時間は少し早すぎるような気がする。 命が生ま…

トチノキ

初夏を思わせる日が続く今年のGW 私市植物園のトチノキ お母さんトチノキの枝先を見上げると、いつの間にか大きな大きな花束が花開き始めていた。 木下を見回してみると冬芽の抜け殻があちこちに落ちている。 触ってみると、ネバネバです。 このネバネバで大…

立夏:第十九候「蛙始鳴(かわずはじめてなく)」

■立夏 春分と夏至との中間となり、これから梅雨をへて本格的な夏が来る。 季節の変わり目をもう少し楽しみたいところだけれども、季節は足早に過ぎていく。 あちこちでカキツバタが花開き始めた。 ■蛙初鳴 空から今にも雨粒が落ちそうに鳴ると、蛙が一斉に鳴…

こどもの日

こどもの日 鯉が元気に泳いでいたよ。 爽やかな五月晴れ 木々の間を通り抜ける風が心地よい。 みんなあちこちにお弁当広げてお日様を楽しんでる。 お昼寝って気持ちいいよね。 ねえかえるくん。

楽しい散歩道

GWで人が溢れている裏山のハイキングコースを避けて、旧道の谷あいの道にを選んだ。 いらっしゃい。 森へ続くこの小道が私のお気に入り。 両側に草むらで沢山の虫たちに出会えるんです。 まいど! 久しぶり! 今年始めてだね。トンボくん。 元気にしてた? …

むかしむかし

植物の名前って、その形や姿から連想される身近なものから名付けられている事が多い。 さあ、この不思議な形をした花の名はなんと名前をつけてもらったのかな。 ちょっと目を閉じてもらえますか。 むかし、むかし、あるところに浦島太郎という心やさしい漁師…

立ち止まって考える事

コジュケイの声に誘われて、星の里いわふねの林の中に入っていくと、コジュケイが止まっていた木の根元にエビネが咲いていた。 周りを見ると、キエビネも咲いていた。 山野草が好きな山仲間から聞いた話では、ときたま盗掘に出会うことがあると聞く。 山野草…

第十八候「牡丹華(ぼたんさく)」

日々時は流れ、「牡丹華」季節が訪れた。 しかし、古人が編み出した「こよみ」とはすごいものだ。 牡丹華は、穀雨の末候 4月30日~5月4日のころにあたる。 こよみは、人々の生活の基本となる。 月と星、太陽、雲、花木、生き物、音 身の回りのあらゆる…

ちょっとこい、ちょっとこい

「チョットコイ」「チョットココイ」と窓の外からコジュケイの鳴き声が谷に響く。 川のあちら側とこちら側で二羽が競うように鳴き交わす。 あまりにもおいでおいでと、誘いにのって覗いてみると、林の中の枝先にとまって鳴いていた。 大正時代に中国から人の…