私市駅から月の輪の滝に向かう中間にいつも気になっている開かずの門。
なんと、新年10日まで公開していただいているとのこと。
しかし、広大な境内の維持管理は非常に大変なようで今年で最後ということです。
境内はひっそりと静まり返り、荘厳な雰囲気をたたえていました。
祈りの跡、最上部のお堂は朽ち始めていました。
お堂横の尾根を登って行くと、新たな道に出会えました。
たどっていくと、なんと、いつものお気に入りの場所に出ました。
大きな岩の裏になっていて、この道に今まで気が付かなかったのです。
引き返し他の新道も発見。新年早々楽しい里山散策になりました。
■椎(シイ)の古木
この辺りは、社寺林の為、椎の木が多い。
今日新たに発見したルートは、シイとクヌギが混在した林。
強い風に吹かれ、木漏れ日がキラキラと輝き自然のステンドグラスの様です。
その中でひときわ存在感を持った椎の木と出会いました。
獅子窟寺廃門の下の朽ちかけた椎の古木も、精一杯生きています。
■厳しい冬
昼過ぎから強くなった、木枯らしが吹き荒れる中、女郎蜘蛛はひっそりと生きたえていました。合掌。
多くの木の実が落ちているなか、
ウラギンシジミが横たわっています。
少し観察してみると、ゆっくりと脚を動かしています。
常緑樹の葉の裏で越冬する蝶とのことで、この強風の中、風に飛ばされてしまったのでしょう。
雪がちらつき始めましたが、無事越冬できることを祈り、そっと、葉を一枚掛けてあげました。
■自然の営みを、多くの神様が見守っていてくれる里山です。