のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

古人のお洒落

いつものくろんど散歩の道
ふと見上げると、オレンジ色のとても目立つ木が目に入って来ました。
クチナシの木!?
この森で、野生のクチナシは初めて見かけます。
クチナシの花は白色で強い芳香を放つ。果実は昔から衣類または食物の黄色染料に使われている。果実は熟しても裂けないので「口無し」と呼ぶという。

 
しばらく上ると、今度はテンサン(天蚕)とも呼ばれる、ヤママユ蛾の繭も所々に落ちていました。
古人は、この繭からとった生糸をクチナシで染め上げて、素敵な織物を作り上げ、お洒落を楽しんだのでしょうか。

つながりのある、森からの贈り物に同時に出会えるなんて、不思議な感じです。