昨日降った雨。まるくて大きい蓮の葉に、天からの贈り物が一雫落ちていまし
た。
天の雫は、不思議な命。生まれたての赤ちゃんのように輝いています。
最初は小さな小さな水の玉、風が吹くたびに、お互いが吸い寄せられるように合
体して行きます
ぷるん、ぷるんと揺れ動くその動きを見ているだけで楽しそう。
薄くまぶたを閉じると、それぞれの玉が幻のように光って、涙で前が潤んでしまった
たよう。
キラキラと光る玉は、まるで水晶玉、どんな魔法を唱えているのかな?
■水玉七変化
あるときは虫眼鏡
あるとき緑の葉っぱを包み込む銀色の紙を作り出す。
きらきらひかる星の雫は、天の贈り物。
梅雨の雨の季節ももうすぐお別れです。
>2012.7.7 私市植物園