のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

糺の森(下鴨神社)

平日の早朝。
オオルリの声が響く糺の森に足を踏み入れるた瞬間、キリっとした空気に体が包み込まれる。

神社の境内のこの雰囲気。好きです。
 
境内では、朝のお勤め。掃除に大勢の方々が忙しくされています。

キリっとした空気は、神々が降り立つ場所を、心を込めてこの場所を清める方々がいらっしゃるから。
そんな空気を少しおすそ分けいただいた気がします。

太古も昔から聖域として守られてきた「糺の森」は、平安の昔から様々な人々をこの空気で包んできたのでしょう。

下鴨神社。正式名を「加茂御祖神社」(かもみおやじんじゃ)と言う。
これらの社殿はすべて、二十一年ごとに「式年遷宮」として造替するという。

神の森が、夜から朝へと変化する時。
 
木々や草花も一緒に輝く瑞々しい時間。

何百、何千、何万と同じ事を淡々と繰り返してきたのでしょう。

その繰り返しが、日本人の心の一部となっているのは間違いのないことだと感じます。

そんな心のロウソクの火が消えないよう。

しっかりと受け継いで行きたいものです。