のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

梼原散歩「記憶の風景」

ここ、遠足で来たんですよ。
だいぶ木が茂って景色がかわっる!
懐かしい(^^)
tochikoさんが子供の頃の思いでを語ってくれる。

お帰り。
檮原最深部の高台に建てられた家の門に掲げられた注連縄が迎えてくれるすてきな古家。

藁葺きの家の薄暗い窓を開けはなつと、一気に入る心地よい風が吹き込む。
あまりの気持ちよさに思わず、大きく背伸びをする。

のんびりした子でねー

学校に遅れないように送り出すのに苦労したよ(^^)
夕方もなかなか帰ってこないしね・・・
子供の足で1時間ほどかかる毎日の登校は本当に大変だったでしょう。
「冬は学校の工程に30cm雪が積もったら、休校なんだけど、ここでは背の高さぐらいになってるんですよ。
 =小学校=
大人の人たちが、一生懸命雪かきをして送り出してくれる冬の日の始まり。

帰りには、寒くて寒くて、早くこたつに潜り込みたい誘惑にかられ、友達の家に上がり込んで、餅でも食べたひには、もう最後。。。
山仕事から帰ると、tochikoが帰っていなくてね。
懐中電灯でよく探しに行ったもんだよ。
親の気も知らんとね(^^)

ぽろり、ぽろりと聞かせてくれる、懐かしい思い出話。
時の流れが逆行しているように、ゆったりとした時が流れていく。

この道の先には、どんな風景が待っているんだろう。
まだまだ、この先の人生。
 =すれ違う蛍=
嬉しいことも、辛いこともあるんだろう。
でも、自分帰れる場所があり、その場所を守ってくれる人がいる。
だからなにも考えずに飛び出していけるんだ。

いいですが。
またこの場所に帰ってきて。