冷たい雨が朝から降り、ぽっかりと休養日ができた。
日常使いの酒器がないかぶらり町を散歩してみることとした。
ここは焼き物の地、登り窯と呼ばれる釜が今なおあちこちに点在する。
そして町全体が焼き物の匂いに囲まれていて何だか微笑ましい。
登り窯を実ながら狭い路地を上へ上へと登っていった最上部に近い場所
路地の片隅にぽつんと「お気軽にお越しください」と案内があった。
なぜか気になりさらに奥へと足を延ばしてみた。
ごめんください。
古びた建物のドアを開けてみる。
粘土を寝かしいています。
ひんやりとした異空間がそこにあった。