週末の雨のくろんど。
尺治川の道沿。鳥達の食べ残しの南天が雨水に光り
馬酔木の花が満開の季節を迎えていました。
林縁の暗がりに花火がパチパチとはじけたような、白い光の筋が目に入ってきた。
面白い花が咲いている。図鑑で調べてみると「ヒメカンスゲ」のようです。
草木の若芽は、一雨ごとに、水から命をもらい、触ると溶けてしまいそうに柔らかく瑞々しい。
空から降りてくる命のみなもとを木々はしっかり受け止め。ゆっくりゆっくり、葉っぱから幹を伝い、少しづつ地面の落ち葉ぬらし、ゆっくりと地面に吸い込まれていく。
自然の保水力はすごいですよね。
尾根沿いの道に分け入っていくと、あちこちで芽吹きが始まっていました。
ん!?なんだろう。雫の中からなにかこちらを見ている。
赤ちゃんが産着にやさしく包まれているようですね。花が開いた後より、開く瞬間のこの瞬間が好き。
ヤブツバキ
ウラジロの芽があちこちで弾け初め、見ているだけで楽しくなります。
渦巻き飴のようにクルクル巻いているのもありました。違う種類?
春雨のくろんど。何か楽しい出会いが有りそうで、谷沿いの道に降りて見ることにしました。