毎年秋になると私市植物園の川沿いの境界の林の中に、一本の鮮やかな黄色の木が目につきます。
数日前には鮮やかな黄色でしたが、あっという間に枯葉色になっていきます。
日が低くなっていき、輝く川面に反射して紅葉とともに道行く人々の目を楽しませてくれます。
まだまだ緑が多い森の中、坂を登りつめると、ユリノキの真黄色に染まっている。
木々が色づき始め、次々と衣替えを始めていきます。
しかし早いものですね、2週間前にはまだ青々としていました。
見上げると、空いっぱいに星が輝く天の宝箱のよう。
ヌマスギも気の早い子が一本、飴色に染まり始めています。
広葉樹の落葉も綺麗ですが、針葉樹も負けていませんね。
里山の植物園にも深まる秋がひたひたと近づいて来ました。
※大阪市立大学 理学部附属植物園
2012.11.10