のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

旧磐船街道「磐船峡」の今

磐船街道、京、大阪から奈良に抜ける街道の一つで、私市から天の川沿いに谷間を抜けていく道

私が大阪に来た30年ほど前には、1車線で車の離合でよく渋滞していたが、山腹をトンネルが貫き昔の面影はない。

その磐船トンネルの横を川沿いにそれると、廃道となった旧磐船街道がある。

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今は、藪に覆われ、下草が枯れたこの時期でないとなかなか近づくことも難しい状態となっている。

数年前に訪れて、なかなか厳しいなと思っていたが、あれから大雨などの影響もあり、更に崩落が進み分け入るのが難しい状態になっていた。

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ここには、沢山の蓄電池の残骸が放置され、レンガ造りの建物があることなどから想像すると、小さな発電所かなにかがあったよう痕跡がある。

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自然の中にあっては、人が作ったものはどんどんと希釈され取り込まれていき、その姿を留めておくことも厳しい。

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取り込まれ、飲み込まれ、風化していく。

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あれ、下流側には、広場が整備されていた。

ここからみると、そんなことはわからないんだけれども。

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