春分の日、鳩吹山のふもとに群落するカタクリを訪ねることにした。
里山ではすでに桜が咲き始めていた。
二週間前に除いた時には、まだ固かったつぼみは、暖かな陽気に誘われて一気に花開いていました。
それにしても、これほどの群落とは。
地元の方々や、子供たちが種をまき少しづつ増やしていったそうです。
芽吹き木々と早春のエフェメラルによって、森の風が光り輝く。
木々の葉が茂るまえの、一瞬の光を浴びるために。
アリが種を運んで広げていくんですよ。
ほら、小さなアリがいるでしょ。
森の奥のほうは、アリが種を運んでいったんだと思います。
花が咲くまでには、8ー9年はかかるという。
ほら、この小さな芽が1年目
そちらの切り株に生えているのが2年目だよ。
世話をしているおじいさんが教えてくれた。