台風の通過と重なり、朝からホテルに缶詰めとなった休日
直撃で結構大変かと思い、食料も買い込んで心の準備をしていたが、昼過ぎには雨が上がったため、ホテル備え付けの自転車を借りて町をぶらっと散歩することにした。
ふらりと立ち寄った大井神社は、面白い銅像が踊っていた。
日本三大奇祭に数えられる帯祭りが3年に一度開催されるという。
訪れた場所、その時々の自身の興味やで訪れる場所の感じ方も大きく変わる。
二度三度、時を隔てて訪れると感じ方も変わっていくか。
かつて、通り過ぎただけの町もゆるりと過ごすことで、新たな発見があったりする。
こんな長ーい木造の端もあったんだ。
蓬莱橋は、明治12年徳川慶喜の護衛にあたっていた幕臣が、この地でお茶の栽培を始め、利便性向上のために橋を架けることになったという。
大井川と言えば、「箱根八里は馬でも越すが 越すに越されぬ大井川」というフレーズが頭に残っている。
徳川幕府は、西からの防衛線として大井川に橋を架けるのを許可せず、川越人足にこの川を渡ることになっていたといい、増水の度に水が引くのを待つことになったという。
台風直後の大井川ははまさにその状況でした。
翌日の朝になっても、天気はすっきりしない。
どこ行こうかなと、せっかくなので大井川鉄道でぶらり散歩の旅に出ることにした。
時刻表とにらめっこしながら、興味のわいた駅で降り、あたりを散歩する。
元気にしているかな。
昔、友人と一緒に歩いた鉄道の度もそうだったなと、思い出がよみがえる。