薄雲がかかり始めた空の向こうに、月が登り始めた。
もうすぐ満月のようです。
満月の夜のお月様は本当に明るくあたりを照らすが、
お日様が登っていらっしゃるときのお月様は、とても控えめ。
陰に日向に私たちを見守ってくれているお月様は、なんだかお母さんのよう。
そうすると太陽はお父さんかな。
日本人はお日様出なく、お月様を暦に選んでともに見上げてきた。
今でもその名残はあちこちに残っていて、その名残を知ったりすると
なんだかほっとすることが多いのはなぜなのかな。
もうすぐ暦を変える季節になるが、旧暦のカレンダーを探してみようかな。
日々の暮らしの中に、もっと季節を感じる暦を探そう。
歩きながらそんなことを考えた。