雲が上がってきた。
独立峰の御嶽山は気流が吹き上がり雲を纏いやすいのか。
それでも雲が晴れると、これでもかと青い空が垣間見える。
夏と秋のはざま
季節の変わり目は空気のせめぎ合い
押し合いへし合いしながら少しづつ季節は巡る。
コマクサはもう種を結び始めていた。
この鞘の中に、黒く光る種を宿すとのこと。
そして、砂礫地で生きるため、繊細な地上部からは想像できないが、
根は50cm~1mにも及ぶという。
イワギキョウも次々と種を結び始めていた。
しかしこんな砂礫地でよく育つものです。
強い風、冷たい気候、深い雪
他の植物が育たないところに生きるとは言うけれど
それでも生きるには厳しすぎる気がします。