早朝、家から勤め先までの6kmを歩き始めて1年半
中間地点にある名古屋城のカラタチの垣根の四季を追う。
カラタチの花と言えば、アゲハ蝶
蝶にはそれぞれの好きな木があり、
匂いで探していると聞くが、
どうやってこの広大な空間から目的の匂いを
嗅ぎ分けるのか。
アゲハの幼虫は、卵からかえって
蝶の種類により脱皮の回数は異なるというが
アゲハは、1令幼虫、2令幼虫・・・と4回の脱皮を行い蛹になる。
最初の1、2、3令幼虫までは、鳥のフンに似た保護色で
あまり目立たない。
それが、4、5令幼虫になると丸々と太って
存在感がぐっと出てきて立派になる。
アゲハには、春型と夏型の回の発生時期があるが、
春型は、厳しい冬を蛹で越し、
春の芽生えとともに羽化をして命をつなぐ。
夏型は、多くの命が生まれるが、敵も多くこれまた
生き延びるのはわずかな数なのだろう。
でも、ちょっとしたこんな植え込みでも
ちゃっかり育っていたりする逞しさも併せ持っている。
大都会の真ん中で、たくましく生きるアゲハたち
そんな朝の通勤は楽しいものです。