春の森の黄色い花に最初に気がついたのは、比良の武奈ヶ岳に登った時。
森のあちこちで黄色い小さな花が咲き、森が黄色に染まっていた。
あのときは何の花なのかわからなかった。
花の名前はわからなくても楽しいのだけれど、名前がわかると友達に慣れた感じがするんです。
■ダンコウバイ
枝から直接蕾が開くのがダンコウバイ。
ぴょんと飛び出す元気な子
花が咲く時には、葉っぱはまだ開いていない。
芽吹きが始まったとは言え、枯れた林の中ではあまり目立ちません。
そう思うと、早春の花は黄色なのかな。
でもね、活動を始めたばかりの虫たちには、この黄色がとてもよく目につくのだろうね。
ブーンとどこからともなく羽音が聞こえてきた。
■アブラチャン
ダンコウバイよりちっちゃく、コンペイトウぐらいの黄色いコンペイトウが枝先についたようなアブラチャン。
ダンコウバイと一緒のクスノキ科クロモジ属の仲間
脂分が多く、枝や実から油が取れるとのこと。
また、雨の日の火おこしなどに覚えておくと良いようです。
アブラチャンは「花柄がつく」ので区別はできるとありましたが、本当だ、枝と花が離れてる。図鑑片手にいろいろと確認するのは面白いものです。
そしてクロモジ
花と同時に葉っぱも開き始めている。
緑と黄色のコントラストが何とも言えません。
この子は、少し葉っぱの大きい「オオバクロモジ」とのこと
普通の「クロモジは」まだ花開いていませんでした。
今から次々と花開く黄色い花たちの名前が少しわかった。
今度山で出会うと、こんにちわとお話できるかな。