GW前の金沢出張で見上げた白山は、まだたくさんの雪をたたえていた。
今年のGWは寒気が南下し、天候は崩れがち。
どうするかな。
そうだ、白山のふもとの春を訪ねてみよう。
そして、今後のためにどの登山口のアプローチが楽しそうかも下見をしてみようと思い立ち、出かけることにした。
名古屋から北に向かう道を試すこと。
過去に、バイクツーリングやスキーで何度も訪れたエリアだけれども、それから月日が流れ、高速道路が開通し、道幅は拡張され道路事情は様変わりしている。
北の方面に、なるべく快適に、そして身近で心地よい場所を見つけたい。
そんな考えもあり、北ルートをいろいろ試しておきたい。
疲れる高速で飛ばす道を離れ、白山の登山口へと向かう一本目として選んだ道は「上小池」の登山口を目指してみることにした。
国道を外れ、1車線の 上小池勝原線に入っていくと、一気に森が濃くなる。
白山神社に参っていこう。
神社の境内に大桂が鎮座していた。
桂の巨木はいつ見ても、なんと神々しいんだろう。
ここは、白い神が舞い降り、冬の間閉ざされる場所。
雪解けとともに、新しい命が芽吹き、歌を歌い始める。
そんな場所なのかもしれない。
奥へ、奥へと進むうちにそんな雰囲気を感じる道が始まった。
山野向こうに、白山が見えてきた。
どこまでいけるのだろう。
あのふもとまでいけるのかな。
さあ、行こう。
行けるところまでいてみよう。