のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

串本「大地の記憶」

海の向こうに見えてきた、大地の記憶。
はるか彼方の記憶がよみがえる。

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この地に太古の龍がいた頃、地より火吹き大地割れ龍飲み込まれたという。
大地に飲み込まれた巨大な龍は地の底で眠りについた。

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長い長い時ながれ、大海の水により洗われ、再び日のもとに姿を表し
闇の幕が開くごとに、龍の背骨の後ろから日が輝き、時に遠く悲しい歌を奏でるようになったという。

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多くの命が現れては消へ。
消へては現れるを繰り返す。

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すべてはその繰り返し。
寄せては引き、ひいては寄せる海のように。 

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