のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

2017-07-01から1ヶ月間の記事一覧

森のレストラン

クヌギの木を見上がると、小さなドングリが膨らみ始めていた。 夏、クヌギの木の樹液が滲み出る場所は、昆虫たちのレストランとなる。 森のレストランはいろんな昆虫たちで大賑わい。 お! 今日もノコギリクワガタが席についている。 んん よく見ると、大きな…

大切にしたい時間

沢沿いの道に小さな花が無数に散っていた。 空を見上げると白い花序が風に揺れている。 真夏に咲く、リョウブの花だ。 若葉はご飯などに混ぜて食すことが出来、飢饉などの補助食として利用されてきた木だ。 ふわり、綿毛が目の前を通り過ぎる。 そこだけ空気…

つる

いま、野山を歩いてみると。 あっちもこっちもツルが芽を伸ばしてるよ。 左回り右回り。 そしてまっすぐ。 頼りになる人を探して手を伸ばす。 その形は様々で、まるで心を持った人の叫び声。 あー おー いー おー うー 叫び疲れたものは頭をたれて少しおやす…

大暑

夏がやってきた。 大きな向日葵が咲いた。 「大暑」 一年で一番暑い季節。 この暑い夏を喜ぶのは野の生き物たち。 夏は生き物の季節、恋の季節。 みんないきいきと恋を育む。 ニイニイゼミも出てきたよ。 いろんな生き物が出てきたよ。 河原では小さな赤ちゃ…

雨上がりのくろんど

■ 影 だれが食べたのかな。 きれいに筋だけ残して上手に食べてるね。 葉っぱに移った影絵だね。 ■ 雫 何かの花が咲いた後だろう。 細い枝の先に、丸い小さな実がついている。 雨上がりの朝 雫があつまり、だれかが触ってくれるのをまっていた。 ■赤ちゃん ク…

涼しいうちに

夏の間は朝の散歩が気持ちいい。 村の路地裏に迷い込み、気の向くままふらーり、ふらり 生け垣や、庭に植えられた木々を眺めながらの散歩は楽しいものです。 ケバい芋虫が道を歩いていた。ツマグロヒョウモンの幼虫だ。スミレの葉っぱが食草ですが、食べ尽く…

クヌギの木を蹴ってみると

子どもたちに大人気の夏の虫といえば、昔も今もやはり カブト虫やクワガタ虫だ! カブトやクワガタが好きな樹液が出る木はドングリの木。 今、交野の山はクヌギやコナラの木に虫が付き、樹液が出ている気が多い。 そんな木を朝早く見上げてみると、いるいる…

蓮の花のこと

■原始蓮2000年前とされる古代の遺跡の中からハスの種子が出土した種から蘇った蓮 蕾に耳をあてると、はるか古代の音がする。 ハスはスイレン科とされてきたが、近年のDNA系統調査ではヤマモガシというグループに入れるべきだとう説がで出ている。 このヤ…

蓮始開(はすはじめてひらく)

週末の三日間、私市植物園で夏期早朝開園が行われた。 泥の中から美しい花を咲かせるハスの花は、仏教では神聖な花とされ様々なお話や、デザインに使われていて私たちにも身近な存在です。 今日から次の候に移ってしまったけれど、日本の四季を分けている七…

根っこ

小さな頃からすてきな記憶をたくさんもらった。小さな想いをたくさんもらった。 記憶はどこにしまわれているの。ひとつひとつが、大切な宝物。 自分が自分である為に。あなたとつながる為に。 記憶は私の根っこ心の大地に根を下ろしたくさんの思い出を吸い上…

頑張れ子どもたち

いっぱい集まったね。 みんな素敵な道を歩んでいるね。 この国の中で、この国の外で。 ■心に残った言葉 「その国の言葉を覚えるには、その国の文化を好きになることです。」 そう。 キューバから来ている彼は、数か国語を操る地質の技術者 今度はアメリカに…

それぞれの道

手間をかけること。 料理とは気持ちを伝えること。 気持ちを持ち寄り。 ひとつ火を囲み一つ場所に集う。あのころのように。 あなたはどんな人生を送ってきましたか。つらいこと、悲しいことはないかい。 ことばにすることで、すこし気持ちが和らぐこともある…

つなぐ気持

夢中になって仲間達と野山に出かけ、夢を語り合った。創造し練り上げ、作り上げることの楽しさを知り伝えることの難しさ、醍醐味を経験した。 あれから数十年たち、自分が経験してきた大切なことを誰かに伝えたい気持ちが芽生えてきた。 それは、パートナー…

かげろう

アカメガシワの葉の裏で、小さな命が生まれた。 くっきりした愛くるしい目 ピンと尖った角のような触覚 そして長い尾をもつ儚い妖精 その最後の命の灯火は数時間ともいわれ、人はその儚さを陽炎に重ね。 そのもののの名をカゲロウと呼ぶ。 命つなぐため、こ…

夢を見た

夢を見た。 久しぶりに夢を見た。 はっきりと覚えているのに、何の夢だったのか思い出せない。 でも楽しい夢だった。 わくわくする夢だった。 久しぶりに夢を見た。

かくれんぼ名人「ナナフシ」

もういーかい まーだだよ もういーかい もーいーよ よーし見つけてやるぞー ナナフシはかくれんぼ名人 じーっと動かず 体の色を変化させて、息を潜ませてかくれんぼ ある時は小枝そっくりに。 あるときは、枝先に。 みーつけた! ふらふら風に揺られてかくれ…

雨降りの楽しみ

しとしとと降り続く雨。 やっと梅雨らしくなってきた。 ジメジメして家の中にいると鬱陶しい時は思い切って外に出てみるといい。 雨の音が心地よく耳に響く。 草むらに目をやると、キラキラしたタマムシがいた。 あれ、ヒゲが一本しかないね。 何処かに落と…