夏は夜空に高く上がる花火が恋しくなる。
大きな音とともに広い広い空に広がる大きな打ち上げ花火が恋しくなる。
森の中に花火がヒューと一筋打ちあがった。
黒いの、赤いの
花火の種は森のあちこちにあるよ。
小さな子供は手持ちの花火。
火をつけるから揺らさないでもっててね。
さあ、日が付いた、パチパチパチ
小さな花火の点滅が幼子の顔を明るく照らす。
ぱちぱち、花火楽しいね。
落とさないで、そーっとそーっと息止めて
どっちが長く持つか競争だ。
おやおや、熊の親子を花火の見物だ。
一緒に見ていくかい。