のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

くろんど散歩

小さな命

秋雨降るくろんどの森 小さな蛾が飛び回る。 毎年この季節になるとこの風景を見ているのを思い出す。 なんという蛾なんだろうな。 ふと足下の草むらをみると、小さな蜘蛛の罠にかかっている一匹 たった今、絡まってしまったようです。 もがけど、もがけど、…

小さな足音

ほんのりと、里にも秋が近づいてきた。 北の国からやってきた。 まだまだ、よーく耳を澄ましていないと足音には気づかないけれど かさこそ、さわさわ。 小さな、小さなささやきが聞こえてきた。 そらは青く、朝夕冷え込み。 お日様が上がると、一気に暖かく…

小さな駄菓子屋さん

みっけ! くろんどの森は、小さな宝物がいっぱい。 小さい頃。 10円玉をに握りしめて通った駄菓子屋さんや、おもちゃ屋さん。 そこは、夢の様な場所だった。 妹をびっくりさせる、蜘蛛のおもちゃや カマキリのおもちゃ。 びっくりカメラで泣かした時は怒ら…

季節は進む

日が昇るのがめっきり遅くなり、木漏れ日の時間帯が日を追う毎に変わってくる。 きりっと引き締まった空気。 草花の咲きに付いた朝露の粒の大きさが小さくなった気がする。 そんな、ちいさな変化が季節の移り変わりを感じさせてくれます。 早朝、くろんどの…

行き着くところ

朝。無性に高いところに上りたくなる。 乗っ取られる。 エントモファガ・グリリという糸状菌に取りつかれたバッタは 無意識のうちに、高いところを目指してしまうのだそうです。 初秋。 菌糸は、子孫を残すために虫を操る。 SF映画で、エイリアンに寄生され…

くろんど夏の終わりに

8月いっぱいで、常設テントも終わり。 くろんど園地も秋に向かって変化を始める。 しかし、常設テントはなくていいから、年中テントが張れたり、どこでもバーナー使えたらいいのにね。 といつも思ってしまいます。。。 台風の被害は去年ほどではなかったけ…

臆病であること

今年の夏休みは、細切れで分散することになり、 どこかの山に行こうかと思ったが、天候も荒れそうだし 家でのんびり過ごすことにした。 テレビでは複数の遭難のニュースが流れている。 私は登山の経験が乏しい分、天候には注意しようと日頃から思っていて 荒…

台風が通り過ぎていった日

台風11号が襲来した週末。 携帯から警告が頻繁に鳴り響く。 こんなに頻繁にピロピロなるのは初めてです。 今週末は、気の合う仲間と裏山でのBBQを楽しむ予定でだったのですが台風では仕方がない。 こんな時には、家の中でゆっくりしているのが一番かな。 …

夏の光

8月に入り、日に日に日差しがきつくなり、森のなかに逃げ込みたくなる。 森のなかでは、小川が流れ、木々を揺らす風が優しく頬を撫でてくれほっと一息つくことが出来る。 谷沿いの道では、小さなちいさな「ありんこ」が行列を作って、黙々と働いている。 偉…

生きるって

里山は、日一日と緑濃く、命が凝縮した道となる。 そんな道を歩くのが楽しい。 四季折々。 ふつうに歩けば30分程度の道のりを、きょろきょろしながら歩くと2時間は楽しめる。 あれだけニョキニョキ生えていたキノコ達も、梅雨明けと同時にあっという間に…

きのこ「縁の下の力持ち」

きのこ 魅惑の生き物。 その凛とした美しさはに、魅了されてしまいます。 また、キノコを食す時、先人達がどんなに苦労したのかと思います。 人は、生きるため、そして美味なるものを求め、多くのキノコを口にし 自ら体験してきた。 すばらしい味覚を求めて…

小さきもの「森の鎖」

あっと思った瞬間には、世界のすべてが大きくなっていた。 まるで、太古の世界にタイムスリップしたようです。 すごい、こんな世界が広がっているんだ。 きらきらと輝く森の妖精たち。 森は、この小さな小さなキノコ達がいて初めて、循環の鎖がつながるんだ…

小さきもの「異世界へ」

この世は、大きな者と小さき者とが存在する。 いつか大きくなってみたいなーと、小さき者は思う。 大きな者は、小さくなってみたいなーと、思っている。 大きくはなれないけど。 小さくもなれないけれど。 運が良ければお互いの世界を覗ける瞬間があるんです…

小さな声

ぽとり。 ぽとりと、めぐみの滴がしたたり落ちる、雨上がり。 小さな声で、小ささな小人と話していたら、小さな頃の思いでがよみがえってきた。 つやつやと光る黄色の実。 黄色の実って幸せを運んでくるってほんとかな? 色づき始めた黄色の実。 口に含むと…

幸せのタネ

緑が濃くなり花の季節は終わったかのようであった尺時の谷。 梅雨に入ると同時に、あちこちで、初夏の花が咲きはじめ、 尺冶の谷を輝かせていた。 カタバミ 蝶もあちこちで飛び交っている。 6 あ! 今年もササユリが咲き始めていた。 優しくも、凛としたその…

春から初夏に

くろんどの森は今、モチツヅジが満開! 少しづつ濃くなる緑。 小さな変化を愛おしく感じなが森に分け入る楽しみ。 小さな太陽が朝日に光っていました。 季節は、春から初夏に。 やってきた、虫達の季節。 います。 います。 あちこちにいます。 葉っぱの上に…

命生まれ変わる時

暖かな日差しの中、森の神様も、うつらうつらと、お昼寝をされている。 こんな陽気の時は、躍動する森の木々を見ながらうたた寝がいい。 そうだ、森を上から見渡せる天辺の大岩に行ってみよう。 ■森生まれ変わる時 森、生まれ変わる時。 もこもこといのち湧…

つつじのトンネル

くろんどの森。 見上げると、山桜が輝き始めた。 早朝の輝く森はやはり気持ちがいい。 くろんどの山の尾根は、花崗岩で痩せており、コバノミツバツツジの群落が続く。 1週間遅かったかなと思いながらも、久しぶりの森に足を進める。 このつつじのトンネルに…

すみれ谷

いま、尺治の谷は「すみれ谷」 谷間のあちこちに、色とりどりのすみれが咲き競っていました。 す! 「すみれすまして すずめのかんむり」 子供達と、よく遊んだ「ぐりとぐらの」かるたを思わず口ずさみながら。 かるたとりでもするように、谷の道に転々と広…

季節を楽しむ

いつもの尾根伝いの道。 このあたりだったんだけどなと、注意して 進む。 あ、あれだ! 冬枯れの林の中、鮮やかなオレンジ色が目 に飛び込む。 落ち着いた、梔子色(くちなし色)の染料 となる梔子です。 冬の寒さが厳しい季節は、林の中での昼寝 が気持ちい…

大空へ

新しい年が明ける頃、椿が咲きはじめ、少しずつ季節は変わり始め、 ミノムシが揺れるモミジの木には小さなヘリコプターがぽつりと寂しそうに残っている。 一筋の風にのり、春の光の中、大空に飛び出していく小さなたまご。 冬の林は、木々の卵が広がる季節。…

ここだよ

冬の雑木林 落ち葉を注意深く見ていると、私はここにいるよ!と 叫んでいる、多くの森の卵がある。 今日はまた、新しい卵を見つけたよ。 初めて出会う、紫色の卵。 ジャノヒゲに似ているけど、色が違うね。 なんだろう。 ちょっとグロテスクな赤い実は、**…

冬の苺

森の木々は葉を落とし、ゆっくりと春を待つ。 枯葉色の世界の中、その場所だけが、濃い緑の葉が一面に広がる。 濃い緑の葉の中、一筋の日の光が照らしだす場所に、なにかキラキラと光るものがある。 その光を頼りに、足を踏み入れた場所には、透き通った冬い…

小さな小さな冬の花

冬枯れの林縁に、ぽっ。ぽっと。とちいさな明かりが灯る。 小さなちいさな灯がともる。 秋に可愛らしい花を咲かせた、高野箒。 残した淡い色合いの、素敵な箒に変身してた。 小さな小さな冬の花。 ※秋の高野箒

ツルリンドウ

鏡のような、池のほとりで赤い宝石が輝いていました。 初めてであったのは、もう二十年も前のこと。 出会ったのは、このくろんどでのことでした。 あれからなかなか出会えるチャンスがなかったのですが、今年はお正月から出会うことが出来ました。 出会った…

サルノコシカケ

ちょっと通りかかったので、昔仲間と集った「むろいけ園地」に立ち寄った。 このテーブルで色々話したなー(*^_^*) よく、散歩した、森のなかの旧道を歩いてみる。 もう20年も昔のこと。 この森も、ナラ枯れが進んでいるようで、あちらこちらで、伐採。 薪…

年末のくろんど

この冬一番の寒波を迎えた年末。 あちこちで大雪の知らせが駆け巡るが、窓からは暖かい日差しが差し込む。 これは、年賀状を書いている場合ではないな。。 ”きりり”とした空気が気持ちが良い。 だれもいない、年の暮れの里山の道はゆっくりとした時間が流れ…

種色とりどり

時間を見つけて、久しぶりに月の輪滝まで、散歩に出かけました。 里山の紅葉も終わりを告げ、枯葉色に染まる里山。 目立ち始めたのは、色とりどりに光る、森の宝石。 なんとも言えない、独特の匂いを消え、リースなどの素敵な飾りに変身する渋い色に光るのは…

季節は変わる

くろんどの森は、紅葉を前に、あちこちで、色とりどりの実が色づき始めていました。 あ、アサギマダラだ! 旅する蝶「アサギマダラ」 この子。はぐれてしまったのかな。 もう寒くなるよ。 急いでね。 日は徐々に短くなり、季節は、秋から晩秋へ移り変わり 草…

たくさんエナガと会えた日

あ、アケビだっと思って見上げていると、エナガの群れが近づいてきた。 一羽が、アケビに取りつくと、2羽3羽とわれさきに味見を始めました。 おいしい!おいしい! 秋の味覚が好きなのは、みんな一緒だね。 この日は、あちこちでエナガの群れと出会う日で…