もうすぐカルストの大地に出る。
振り向くと養老山地の向こうに濃尾平野が広がっていた、
藤原岳は石灰の山
はるか昔の海の底からせり出してきた大地
かつて生きていた者たちの命の上に便利な生活をいただいている私たちがいる。
削られている山を見てそう思う。
この大地に眠る白い死骸で、ビルや橋などが出来ている。
今、現時点で都会はこの産物なしには作れないだろうな。
黒いダイヤ、石油に石灰、金に銀、リチウムなど至るまで、何一つ人は一から作ることはまだできない。
何一つ。
薬も数ある多くの自然の中のものが、効果あるか無いか、まるで暗号を解くように
一つ一つ試していっているのが現実。
どういう方向が正しいのかはわからないけれど、子供たちが暮らしやすいようにできると良いな。