のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

2017-01-01から1年間の記事一覧

ルリモンハナバチ

私市植物園に青いハチが飛び回ってるよと教えてもらった。 アキノタムラソウがお気に入りのようです。 ■ルリモンハナバチ(通称:ブルービー=青いハチ) ハチ目コシブトハナバチ科 とても少なくなっているハチで、スジボソフトハナバチに労働寄生するという…

きっとだいじょうぶ

夏、H2Oはとても活発になる。 降り注ぐお日様に照らされて、どんどんどんどん天に登る。 天に登った小さな分子はお互いに化学反応を起こすんだ。 雷を生み 音を生み 風を生み 水を生む ゴロゴロゴロ 空の上で雷さんが踊り始めた。 ゴロゴロゴロ ドッシーン …

おっちらほ、おっちらほ

げこげこげこ げこげこげこ 水が抜かれた田んぼの片隅に残った水たまりが騒がしい。 なんだなんだ なんだなんだ 尻あげて、おしりだして。 なんだなんだ。 んん なんだか、白黒のものが浮かんでるぞ。 おやおや 卵じゃないか。 そうか、卵を産んでるんだ。 …

枝垂槐(龍爪樹)の花

ぶーん、ぶーん 賑やかな羽音が響き渡る。 見上げると、白い小さな花が沢山垂れ下がっている。 シダレエンジュの花です。 ■槐(エンジュ):花言葉:幸福・上品 中国原産で、寿命が延びる=延寿と読みむため、学問と権威のシンボルで高官に出世すると庭に植…

プーン 耳元でその音が響くと、反射的にその主を探す。 日本の夏とは切っても切れない。”蚊”はなぜ人の血を吸うの? 実は、人の血を吸うのは、メスだけなんだ。 オスは草の汁なんかを吸って生きている。 メスは卵を生むため子孫をつなぐため、危険を犯して人…

森のレストラン

クヌギの木を見上がると、小さなドングリが膨らみ始めていた。 夏、クヌギの木の樹液が滲み出る場所は、昆虫たちのレストランとなる。 森のレストランはいろんな昆虫たちで大賑わい。 お! 今日もノコギリクワガタが席についている。 んん よく見ると、大きな…

大切にしたい時間

沢沿いの道に小さな花が無数に散っていた。 空を見上げると白い花序が風に揺れている。 真夏に咲く、リョウブの花だ。 若葉はご飯などに混ぜて食すことが出来、飢饉などの補助食として利用されてきた木だ。 ふわり、綿毛が目の前を通り過ぎる。 そこだけ空気…

つる

いま、野山を歩いてみると。 あっちもこっちもツルが芽を伸ばしてるよ。 左回り右回り。 そしてまっすぐ。 頼りになる人を探して手を伸ばす。 その形は様々で、まるで心を持った人の叫び声。 あー おー いー おー うー 叫び疲れたものは頭をたれて少しおやす…

大暑

夏がやってきた。 大きな向日葵が咲いた。 「大暑」 一年で一番暑い季節。 この暑い夏を喜ぶのは野の生き物たち。 夏は生き物の季節、恋の季節。 みんないきいきと恋を育む。 ニイニイゼミも出てきたよ。 いろんな生き物が出てきたよ。 河原では小さな赤ちゃ…

雨上がりのくろんど

■ 影 だれが食べたのかな。 きれいに筋だけ残して上手に食べてるね。 葉っぱに移った影絵だね。 ■ 雫 何かの花が咲いた後だろう。 細い枝の先に、丸い小さな実がついている。 雨上がりの朝 雫があつまり、だれかが触ってくれるのをまっていた。 ■赤ちゃん ク…

涼しいうちに

夏の間は朝の散歩が気持ちいい。 村の路地裏に迷い込み、気の向くままふらーり、ふらり 生け垣や、庭に植えられた木々を眺めながらの散歩は楽しいものです。 ケバい芋虫が道を歩いていた。ツマグロヒョウモンの幼虫だ。スミレの葉っぱが食草ですが、食べ尽く…

クヌギの木を蹴ってみると

子どもたちに大人気の夏の虫といえば、昔も今もやはり カブト虫やクワガタ虫だ! カブトやクワガタが好きな樹液が出る木はドングリの木。 今、交野の山はクヌギやコナラの木に虫が付き、樹液が出ている気が多い。 そんな木を朝早く見上げてみると、いるいる…

蓮の花のこと

■原始蓮2000年前とされる古代の遺跡の中からハスの種子が出土した種から蘇った蓮 蕾に耳をあてると、はるか古代の音がする。 ハスはスイレン科とされてきたが、近年のDNA系統調査ではヤマモガシというグループに入れるべきだとう説がで出ている。 このヤ…

蓮始開(はすはじめてひらく)

週末の三日間、私市植物園で夏期早朝開園が行われた。 泥の中から美しい花を咲かせるハスの花は、仏教では神聖な花とされ様々なお話や、デザインに使われていて私たちにも身近な存在です。 今日から次の候に移ってしまったけれど、日本の四季を分けている七…

根っこ

小さな頃からすてきな記憶をたくさんもらった。小さな想いをたくさんもらった。 記憶はどこにしまわれているの。ひとつひとつが、大切な宝物。 自分が自分である為に。あなたとつながる為に。 記憶は私の根っこ心の大地に根を下ろしたくさんの思い出を吸い上…

頑張れ子どもたち

いっぱい集まったね。 みんな素敵な道を歩んでいるね。 この国の中で、この国の外で。 ■心に残った言葉 「その国の言葉を覚えるには、その国の文化を好きになることです。」 そう。 キューバから来ている彼は、数か国語を操る地質の技術者 今度はアメリカに…

それぞれの道

手間をかけること。 料理とは気持ちを伝えること。 気持ちを持ち寄り。 ひとつ火を囲み一つ場所に集う。あのころのように。 あなたはどんな人生を送ってきましたか。つらいこと、悲しいことはないかい。 ことばにすることで、すこし気持ちが和らぐこともある…

つなぐ気持

夢中になって仲間達と野山に出かけ、夢を語り合った。創造し練り上げ、作り上げることの楽しさを知り伝えることの難しさ、醍醐味を経験した。 あれから数十年たち、自分が経験してきた大切なことを誰かに伝えたい気持ちが芽生えてきた。 それは、パートナー…

かげろう

アカメガシワの葉の裏で、小さな命が生まれた。 くっきりした愛くるしい目 ピンと尖った角のような触覚 そして長い尾をもつ儚い妖精 その最後の命の灯火は数時間ともいわれ、人はその儚さを陽炎に重ね。 そのもののの名をカゲロウと呼ぶ。 命つなぐため、こ…

夢を見た

夢を見た。 久しぶりに夢を見た。 はっきりと覚えているのに、何の夢だったのか思い出せない。 でも楽しい夢だった。 わくわくする夢だった。 久しぶりに夢を見た。

かくれんぼ名人「ナナフシ」

もういーかい まーだだよ もういーかい もーいーよ よーし見つけてやるぞー ナナフシはかくれんぼ名人 じーっと動かず 体の色を変化させて、息を潜ませてかくれんぼ ある時は小枝そっくりに。 あるときは、枝先に。 みーつけた! ふらふら風に揺られてかくれ…

雨降りの楽しみ

しとしとと降り続く雨。 やっと梅雨らしくなってきた。 ジメジメして家の中にいると鬱陶しい時は思い切って外に出てみるといい。 雨の音が心地よく耳に響く。 草むらに目をやると、キラキラしたタマムシがいた。 あれ、ヒゲが一本しかないね。 何処かに落と…

琥珀色

ちょっと油断していてカリンの花を見逃してしまったけれで、そろそろつけていたカリンを取り出しても良いかなと、床下の収納庫から取り出してみた。 noronoyama.hatenablog.com 琥珀色に色づいたカリン酒。 あと半年ほど寝かしたら良いあんばいになりそうで…

Helinox(ヘリノックス) グランドチェア

一つ椅子を購入した。 ■Helinox(ヘリノックス) グランドチェア この前の野宿で河童さんに座ってごらんと勧められ。。。 このヘリノックスは、安定感があり座り心地が素晴らしい。 テーブルにお弁当を広げて一杯やるにはちょうどよい高さですね。 特に少し地…

天と地が一つになる場所

「天田の宮神社」から見下ろすその場所は、天と地が一つになる場所 だれもが足を止めて見とれてしまう一瞬の時間 不思議な空間がここにある。 天田の場所だけは時の流れがちがう。 ここには、沢山の命の声が聞こえる。 あぜ道では、大きなザリガニが必死で手…

キク科つながり

きれいに草かりの終わった田んぼの畦に、ぽつんと残されたアザミの花が好き。 私市植物園でもきちんとアザミの花は草刈りから残されている。 アザミってなんだか気になる花。 そんな薊の花について調べてみると、アザミの花って、スコットランドの国花なんで…

草むら覗くと

草むらの中を覗くと、驚いたゴマダラマミきりが飛び出していった。 草むらには、沢山の虫達が命のやりとりしている。 花の裏にはハンターが潜み、花に訪れる獲物をじっとまっている。 葉っぱと葉っぱのあいだは、なにから逃げてきたのか、身を伏せて縮こまる…

小さな命

野山は大きな美術館 ドキドキしながら覗いてみると、素敵な出会いが待っている。 鮮やかな原色ではなく 柔らかな色が好き。 初夏の木陰で優しいの野花が風に揺れていた。

小さいけれど大人の体

虫たちがもりもり育っている。 日に日に育ってる。 芋虫の仲間は卵ら幼虫、そして蝶へと変身するけれど ぼくたちは卵から生まれたときから変身しない仲間なんだ。 いまから脱皮を繰り返して大きくなるんだよ。 u まだまだちっちゃいけれど どんどん大きくな…

第二十七候「梅子黄(うめのみきばむ)」

■梅雨 「うめのあめ」と書き「つゆ」と読む。 梅雨入りが発表されて一週間がすぎるが、梅雨前線は南に停滞し北上してこない。 今年の梅雨はから梅雨かも知れない。 雨は降らずとも、青梅だった梅の実は次第に色づいてきて、梅干を作るのにほどよい熟れぐわい…