のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

日々の暮らし-私市のこと

雑木林の中で

この冬は、冬鳥によく出会う事ができ、野山あるきがまた楽しい。(*^_^*) 今日はのっけから可愛いルリビタキと至近距離でバッタリと出会うことが出来ました。 オスの派手さとは違い、おしとやかな色使いがなんともいえません。 ルリビタキ(♀) ほぼ落葉が終…

種・たね・種(いろんな移動手段)

猫じゃらしが風にゆれ、ゆらゆらと子猫を誘う。 田んぼのあぜ道を行くと、まだまだ、沢山の種が残っています。 こちらは、下のほうから上のほうへだんだんと弾いていくようです。 サヤを拡大してみると。 小さな種が今にも飛び出しそうにピッチリと整列して…

種・たね・種(素敵な種)

子孫を残すための緻密な駆け引きの結晶「種」 永い時を越え、何世代にもわたって生き残るために 少しずつ変化してきた歴史の形。 ススキ 風に乗ってどこまでもどこまでも漂い続け、旅を続ける。 大空への大航海するすべを身につけたもの達。 繊細なベールを…

残りわずか

あっという間に無くなる柿の木もあるが、まだまだ多く残っている木もある。 たぶん渋が抜けるのを待っているのでしょう。 鳥たちはどうやって見分けているのだろう? この柿の木の実は残りわずか。 入れ替わり立ち代りに多くの鳥がやってきて味見をしていき…

やきいも大会のおさそい「楽しいひと時」

『かきねのかきねのまがりかど たきびだ たきただ ばちばたき。 あーたろうよ あたろうよ。 きたかぜ ぴーぷー ふいている。』落ち葉の山に焼き芋と一緒に鉄鍋を埋め込みとっちょしたお楽しみを仕込みます。 ちょっとまった。もういい?!けむたーいい。 煙…

やきいも大会のおさそい「感じること」

おいもと 落ち葉があれば、焼き芋でしょう。(^^♪ 私市尺治(きさいちしゃくじ)の沢沿いで工房を開かれている吉向松月窯さんから、 「やきいも大会のおさそい」のお手紙をいただきました。 ■感じる事 それいけー 落ち葉の山に飛び込む子供たち。 落ち葉の臭…

落日交野山

ビルの林に日が落ちていく。 交野山の大岩からは、大阪平野が一望でき、遠く四国「徳島」の山々まで見渡すことが出来ます。 訪れた者たちはみな、声もなくじっと落日を見つめ続け、ゆっくりとした時の流れを感じる一時。 ひとつ、ふたつと町の灯がともってい…

つるべ落とし

ひやりとした風が頬をなで、うたた寝から目覚める。 秋の夕暮れは早く、あっという間に日が落ちていく。 この秋の日暮れの早さをつるべ落としと言いますね。 釣瓶か、懐かしいな。 ガランガランと井戸のなかにバケツを落とし、 所々コブを作ったひもをたぐり…

木守柿

苗木を植えて、12年が立つ庭の柿の木。 初めての大豊作で、ホクホクだった今年の秋。 最後の一つは鳥達におすそ分けと思って、一つ残しておきました。 ふと、立ち寄った本屋さんで目に飛び込んできた一つぽつんと残った柿の写真 「木守柿」というらしい。…

楽しい予感

昨年は鳥たちが少ないと感じましたが、今年は朝から沢山の声が響いています。 久しぶりにフィールドスコープを持ち出して、散歩に出かけてみました。 やっぱり大きく見えると可愛いな。 稲刈りの終わった田んぼには、様々な鳥たちが集まってきて落ち穂などを…

鰹のたたきとかたの桜

ゆっくりと湯に浸かりながら、コップ酒を楽しみながら、 友人に借りた「神様のかるて 3/夏川 草介」を読んでいた。 すると、 「知っているか、ハル。本場のたたきは、ただ火で炙るのではない。大量のワラを持ちいるのだ。 「おいしいものを食べると元気に…

セイタカアワダチソウ

「きれいだね」って言われることがない(と思う)悲しい花。 花粉症の原因だとか外来種とか、いろいろ言われる嫌われ者。 ただ、少し、生命力が強く、管理されなくなった畑や、荒れ地が増えてきて 居心地のいい場所が増えただけ。 秋風の吹くころあちこちの…

秋祭り:祈る

今年も村のあちこちで柿の実がたわわに実りました。 秋の実りを喜んでいるのは人間だけではないようです。 多くの生き物たちが厳しい冬を迎える準備に忙しい。 今年一年の豊作を神に祈り感謝し、喜びを分かち合う。 自宅の庭に植えた柿も10年が過ぎ、今ま…

村祭り:思い出の種

夏が終わる頃、毎年秋祭りの奉納行事の練習開始のお誘いが来る。 小さな思い出の種が大人になった時、花開き大切な思いに気づく事が出来ればこんな幸せなことはないと思う。 小さい頃、秋祭りの笛の音と、太鼓の音が鳴り響き、楽しい仲間と一緒に毎晩練習し…

村祭り:変わること

生駒山地の山裾の小さな村にも、都市化の波が押し寄せ、年々田畑が減り、住宅が増え、人々の交流が少なくってなているように感じます。 昔は、村々のだんじりを多くの村人たちが力を合わせて引き合っていた。 今では、私市と森の両氏子が天田神社境内で引き…

祭りの跡

この土日に、楽しい秋祭りが開かれました。 祭りの翌日夜の境内。 名残を惜しむかのように、提灯が掲げられています。 空を見上げると月もなく、星が綺麗にまたたいています。

畦道の宝石

黄金色に輝くあぜ道は、人の手によって、定期的に草刈りされたり、焼かれたりする。 生きていくにはとても厳しい場所といえます。 そんな厳しい環境の中、小さな命はきらきらと輝いていました。 田圃と畦の境目や地にへばりついて、草刈りを切り抜ける。 そ…

ゆっくり歩くと

何時も通勤で足早に歩き抜ける道。 気になることがあっても、立ち止まってゆっくりと眺めるゆとりがない。。 休日の朝、ゆっくりと歩いてみるといろんなものがみえてくる。 屋根の上からちょこまかと忙しそうねと覗きこむスズメさん 今日は、こちらから見ち…

私達の生活に無くてはならない主食「米」 生まれた時から食し。 他の穀物では物足りなさを感じる不思議な食べ物。 日本人と切っても切れない穀物です。 今年も、無事収穫を迎えることが出来ました。 水の神、山の神、田の神、風の神 本当にありがとうござい…

小さな思い出

小さな愛らしい子供たちの声と、みんなの笑顔があふれた運動会。 村の子供達が集う「あまだのみや幼児園」は、かつて神社の境内にあったとのこと。 日頃静かな境内も、今日一日は賑やかな歓声に包まれます。 思えば、神社って村の寄り合いの場所だったのでし…

お月さまに会えた

夜半過ぎには風雨も止み窓の外には静けさが戻ってきました。 ふと目が覚めると、障子を通してうっすらと月明かりが差し込んでいました。 窓を明けると、うす雲の向こうにまんまるのお月さまが姿を現していらっしゃいました。 どんどんと雲が流れていきます。…

月と仲良くなりたい

今日は十五夜。お月見のはずが。。。 台風襲来で嵐の夜になりそうです。 天気が崩れ始めた28日金曜日の深夜。 満月に近づき、月は青白い月光を地上に降り注ぎます。 闇夜を明るく照らす光は、本当に不思議な力を感じます。 その力を、たくさんの生き物に一…

運動会(^_^)

最近では、春に運動会が開催されるところも多いと聞きますが、やはり運動会は秋! と思うのは、考えが古いのでしょうか(^_^)この辺りでは、中学校の運動会を皮切りに、小学校・幼稚園と運動会が続きます。 中学生になると、リレーにも迫力が出てきます。 こ…

夕暮れに秋を感じる時

夕暮れ時、優しいかぜが吹き抜け、ススキの穂が夕日に照らされて光り輝きます。 夜の花、オシロイバナが開き始めました。 夜の花、朝の花、昼の花、子孫を残すためいろんな戦略を立てているのでしょうね。 もうすぐ満月。大きなニレの木?の葉っぱも風にゆれ…

おすそ分け

朝晩はとても涼しくなりました。 ■朝の花 夏の早朝にしか会えない花。 夏の朝を楽しませてくれる朝顔の花ももうすぐ終わりですね。 木立の遥か上に朝の光に照らしだされれる星の吊り橋。 早朝の森に、星の雫を探しに出かけました。 ツユクサ(露草)も、朝顔…

小さな探検

天の川。交野ケ原に流れ、人々の生活と密着しているいっぽんの川。 堰堤から水が引かれ田畑を潤す。 数年前に再整備された水辺に人々が戻って来ました。 最近では川で水に触れる環境が少なくなっているのが悲しいことです。 私市橋から日の出橋、水辺広場に…

里山の朝

夏の朝は日が上がるのが本当に早いですね。 お弁当をリュックに入れてを、かいがけの道に出かけてみました。 谷間の道は薄暗く、まだ半分闇に包まれ眠っています。 登っているうちに徐々に明るくなってくるかと思いましたが、谷間の街道は思いのほか暗い闇に…

時が止まる瞬間

夕食を作っていると、西の空が輝き空気が輝くことがあります。 そんなときは、ちょっと手を止めて、私市の棚田を見下ろす松寶寺の土手に散歩に出かけます。 ここは、多くの人の散歩道。みんなちょっと足をとめて棚田の向こうの街並みに沈む夕日を眺めていま…

のろやま散歩

■月 毎日の帰宅は、深夜になることが多いのですが、美しい月夜の晩には思わず足取りも軽くなります。 もうすぐ七夕を控えたある晩のこと、雲を通して月が光り輝いています。 ■輝き 朝露に濡れる稲の輝き。まるで、宝石のよう。 丈夫に育って、秋には黄金色の…

かいがけの道

くろんど園地からかいがけの道へとはじめての道を下ります。 傍示の里へと降りる道は、崩壊して通行禁止となっていました。 長靴でしたので行ってみると、道はすでに笹で覆われ藪こぎをしてやっとこさ通れましたが、自然の回復力の速さに驚きです。 傍示の里…