山-40.御嶽山周辺
女人道から行者小屋への道は、沢山の行者さんが御嶽さんへと通われる道は、よく整備されれていて、とても歩きやすい。 ありがたいことです。 下り始めてほどなくして行者小屋 まだ時間もあるし、名物の「力餅」を頂いていこう。 「ぜんざい、きなこどちらに…
2014年の、あの噴火の秋から今年で7年を迎えた。紅葉のしかも一番人の多いい時と時間のめぐりあわせ なるようにしかならないといつも思いながら、今の一瞬を悔いがないように 過ごしているかと、考えてしまいます。 午後になり空気が温められ、雲が上が…
7合目の避難小屋跡を過ぎると、次第に樹高が低くなってきた。 足元に白い実があちこちに広がり始める。 つまんでみると意外に柔らかい。 ちょっと口に含んでみた。 以外にも甘い。 でも後味がへんだなと吐き出した。 ◆白玉の木【ツツジ科】 別名:シロモノ …
標高1500m前後の開田の登山口からしばらくは、苔で覆われた森が続いていた。 ゆっくりと静寂の森を楽しみながら足を進める。 森を抜け稜線に出、左右に明るい空が広がり始めると、森が明るくなり林床の様子が変わってきた。 森はどこまでも続く。 開田道は…
早めに仕事を切り上げ都会の喧騒から抜け出した。 日が暮れた国道の温度計の表示は、いつしか20℃を下回り始めた。 開田の登山口から数キロの地点で適当な場をを見つけて寝床を作り、暖かなシュラフに潜り込んで耳を澄ませた。 冷え込んだ初秋の高原の朝 目…
全体としてみると、同じような色合いに紛れて分からないけれど、拡大していくと、それぞれの顔が見えてくる。 林立する木立も一つとして同じものはない。 見上げると、ちらほらと色づき始めた気の早い葉っぱがあった。 とんがった岩があった。 足元には 広く…
なだらかに登った継子岳山頂を通過し、継子岳火口へと下る道は見た目よりも急斜面だった。舞い降りるように、火口へと下っていくようでなかなか気持ちがいい。 火口へと降りてみると、そこには沢があり、湿原が広がっていた。なんという不思議なところなんだ…
森林限界を超えて半時間ほど空へと上がっていくと、稜線に建つ五の池小屋に到着する。小屋の方が言われていたのですが、数年前の台風で崩れてしまったというテラス前回は気が付かなかったのですが、色の違う石の場所が崩れた場所なのでしょう。上手いこと組…
雨上がりの静かな森を楽しみながら高度を上げていく。大体において、1回目よりも周りの状況が分かっているほうが距離が短く感じる。 人の感覚って不思議なものだ。 前回気が付かなかったものに気づき、変化を感じる。 ◆ 森林限界森林限界の標識を過ぎると森…
緊急事態宣言が再発令されたコロナ禍の夏休みは雨で始まった。雨の谷間で御嶽山か恵那山へと出かけようと天気の回復具合を確認しながら計画を練り、御嶽を選択し雨が止むのを待って家を出た。 下呂方面の雨雲の様子を見ながら通過したのが幸いして、雨には合…
苔むした岩に、一足早い色づいた葉っぱがひらりと落ちてきた。季節は日一日と進み、振り返っても戻ってこない。 この道を曲がった先には、何が待っているのか。怖いながらも、見てみたいと思ってしまう。 たぶん、昨日とは違った道が見えるだろう。勇気を出…
兜岩を上り切り空が開けると、そこは高原状になっていた。高原の向こうに山頂に立つ避難小屋が見える。天気さえよければあそこに一泊して、ゆっくりしていってもよいかと思っていたが、明日は雨予報、残念だな。 山に入った時は、なるべく気持ちにゆとりを持…
光の谷を後にし先に進むことにした。涼しい渓流を離れ、ここからは険しい尾根沿いの道を進みぐんぐん高度を上げていく。谷を抜け、向かい側の尾根が見えた。あちら側もなかなか急峻な山容です。 兜岩と言われる大きな岩塊がそびえたつ。ここを上りきると、景…
下から見上げた男滝の左側を巻いて、一気に滝の上部に出る。さあ、次はどんな風景が現れるのか。ワクワクしながら前に前にと足を踏み出す。 そこは光の国だった。水が作った深い谷に覆われ、遅れてていた朝日が差し込み始めた。美しい。光は人を引き付ける強…
暑い夏の日、渓谷歩きが楽しめる小秀山を訪れた。夏は早朝が気持ちがよい。国道19号を離れ、夜明けの景色を楽しみながらのんびりと進むと路面がぬれていた。平地では晴れていても、岐阜・長野方面に北上していくと、この所大体路面がぬれてい頃が多く、夜…
岩場を下り、回り込むとごうごうと流れる滝が現れた。 渓谷を下る二ノ谷への下山ルートは険しかった。 地図のコメントを見ると、二ノ谷コースで登り三の谷へと下れとある。 今回は、逆のルート。 でも、午前中の三の谷で出会いは思い出に残り、今回は逆回り…
稜線のコメツガ?の梢はまだ開いていなかった。 高山では春の密度が濃いと感じます。 雪がとけると同時に気温がぐんぐん上がり、短い期間に一期に多くの命が目覚めるためかもしれません。 高原状の稜線は、山頂に向かって快適に伸びていく。 右手には中央ア…
目覚めの森は、あちらこちらで素敵な光景を見せてくれる。 赤ちゃんが母親におわれ、こくり、こくりと夢の時と今を行ったり来たりしていた。 冷や! 葉やんまで降り続いた雨の余韻が残る林床。 白い幽霊がぽつりと落ちてきた雫に首をすぼめる。 なんだか空が…
しばらく続く、つづら折れの急登がつづいた。 「カナカナカナ」「カナカナカナ」薄暗い林にヒグラシの鳴き声がこだまする。 遠くからカエルの声が合わさり、時折、小鳥が歌を奏でる。 まるで森の演奏会に来たようだ。 ちょっと一休みして、森の演奏会を聴く…
少し遅い平日の登山口は、私のほかに誰もいなかった。 いらっしゃい。 声のするほうを見ると、 イチヨウランの親子が、よくきたねと微笑んでくれていた。 標高1800mの濁河温泉登山口 近くには、アスリートたちがトレーニング励む、高地トレーニングセン…