のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

2021-01-01から1年間の記事一覧

台風停滞の島田散歩

台風の通過と重なり、朝からホテルに缶詰めとなった休日 直撃で結構大変かと思い、食料も買い込んで心の準備をしていたが、昼過ぎには雨が上がったため、ホテル備え付けの自転車を借りて町をぶらっと散歩することにした。 ふらりと立ち寄った大井神社は、面…

大井川鉄道の旅

いつぶりだろう。 汽車に乗って旅に出る。 ごとごと旅に出る。 窓の外の景色がゆっくりと移り変わっていくのを眺めている。 ボボボボボ ピーーーーー シュー シュシュシュシュ ゆっくりと巨体が走り始める。 台風が上空を通り過ぎた翌日 大井川鉄道に揺られ…

夏から秋への散歩道

雨上がりの朝の河原の散歩道 釣りをするために誰かが整地したのか、草むらの一角に開けた場所に 傘をさしたキノコが整列していた。 触れれば壊れそうなキノコの家族だ。 お父さんとお母さんが、雨粒から子供たちを守っているかのよう。 大きなお姉さんとお兄…

ちょっと楽しみな通勤路

運河沿いの通勤路に、自然に生えたであろうクスノキの若木が育っていて、去年もいたよなとのぞいてみると、いたいた! 去年に続いてこの小さなアオスジアゲハが元気に育っていた。 アオスジアゲハの幼虫はクスノキが好きだと子供のころから図鑑で読んで知っ…

雨降りの思い出

降ってきたーよー 人や虫や動物たちが雨宿りの場所を探してせわしない中、 草花は生き生きと喜びの声を上げている。 そらからこぼれた点のしずくにを体いっぱいに受け止め、ごくごくと水を飲む。 大切な水だから一粒も無駄にはできないよ。 そう言っているよ…

蝶の仲間の覚え方 

蝶の名前をネットで調べていて、メモしておきたい内容にであった。 ①外観や雰囲気、飛び方から大体何の仲間か想像する。 ここはちょっと慣れが必要かな。 アゲハの仲間 ○○アゲハシロチョウの仲間 ○○シロチョウ、○○キチョウシジミチョウの仲 ○○シジミタテハチ…

朝の散歩道

早朝の河原を歩くのは本当に気持ちがよい。 いつもの人とすれ違い、今日もおはようございます。 明けの空の光に照らされる野の草花は命に満ち溢れどれもこれも輝いて見える。 ごとんごとん。 鉄橋を電車がわたっていく。 誰かを載せて。 通勤の道もまた楽し…

ちょっと一休み

晩夏、どんな変化にが起こっているのかなと、白山へもう一度訪れたいと、代休を当てていて天気も快晴の週末だったが、緊急事態宣言が拡大された。 自分はいいけど、地元人はあまりいい気はしないだろうなと、今回はおとなしくしておくことにした。 まあ、ま…

夏休みの自由研究

夏休みの自由研究が好きだった。 アゲハ蝶の観察日記、植物採集、アリの観察などなど いろいろと思い出に残っている。 朝、日が昇り始める一瞬の輝きを待っていた生き物たちが一斉に動き始める。 一生懸命動いている虫たちを見るのは本当に楽しい。 変わった…

次の世は

コロナの緊急事態宣言の範囲が拡大されてきた。いつまで続くのか残念ながら嵐はなかなか収まりそうにありません。ほんとうに自分で注意するしかないのだなと思うこの頃です。 今までも人類は数数えきれない感染症に出会ってきた。今、感染症の正体は最近が引…

俯瞰する

全体としてみると、同じような色合いに紛れて分からないけれど、拡大していくと、それぞれの顔が見えてくる。 林立する木立も一つとして同じものはない。 見上げると、ちらほらと色づき始めた気の早い葉っぱがあった。 とんがった岩があった。 足元には 広く…

火口の底「四の池」

なだらかに登った継子岳山頂を通過し、継子岳火口へと下る道は見た目よりも急斜面だった。舞い降りるように、火口へと下っていくようでなかなか気持ちがいい。 火口へと降りてみると、そこには沢があり、湿原が広がっていた。なんという不思議なところなんだ…

継子岳への道

森林限界を超えて半時間ほど空へと上がっていくと、稜線に建つ五の池小屋に到着する。小屋の方が言われていたのですが、数年前の台風で崩れてしまったというテラス前回は気が付かなかったのですが、色の違う石の場所が崩れた場所なのでしょう。上手いこと組…

森を抜ける

雨上がりの静かな森を楽しみながら高度を上げていく。大体において、1回目よりも周りの状況が分かっているほうが距離が短く感じる。 人の感覚って不思議なものだ。 前回気が付かなかったものに気づき、変化を感じる。 ◆ 森林限界森林限界の標識を過ぎると森…

森の花火

夏は夜空に高く上がる花火が恋しくなる。大きな音とともに広い広い空に広がる大きな打ち上げ花火が恋しくなる。 森の中に花火がヒューと一筋打ちあがった。 黒いの、赤いの花火の種は森のあちこちにあるよ。 小さな子供は手持ちの花火。火をつけるから揺らさ…

夏休みの御嶽山「夜明けとともに」

緊急事態宣言が再発令されたコロナ禍の夏休みは雨で始まった。雨の谷間で御嶽山か恵那山へと出かけようと天気の回復具合を確認しながら計画を練り、御嶽を選択し雨が止むのを待って家を出た。 下呂方面の雨雲の様子を見ながら通過したのが幸いして、雨には合…

君思う

苔むした岩に、一足早い色づいた葉っぱがひらりと落ちてきた。季節は日一日と進み、振り返っても戻ってこない。 この道を曲がった先には、何が待っているのか。怖いながらも、見てみたいと思ってしまう。 たぶん、昨日とは違った道が見えるだろう。勇気を出…

小秀山「ゆっくりと」

兜岩を上り切り空が開けると、そこは高原状になっていた。高原の向こうに山頂に立つ避難小屋が見える。天気さえよければあそこに一泊して、ゆっくりしていってもよいかと思っていたが、明日は雨予報、残念だな。 山に入った時は、なるべく気持ちにゆとりを持…

小秀山「谷から空へ」

光の谷を後にし先に進むことにした。涼しい渓流を離れ、ここからは険しい尾根沿いの道を進みぐんぐん高度を上げていく。谷を抜け、向かい側の尾根が見えた。あちら側もなかなか急峻な山容です。 兜岩と言われる大きな岩塊がそびえたつ。ここを上りきると、景…

光の国

下から見上げた男滝の左側を巻いて、一気に滝の上部に出る。さあ、次はどんな風景が現れるのか。ワクワクしながら前に前にと足を踏み出す。 そこは光の国だった。水が作った深い谷に覆われ、遅れてていた朝日が差し込み始めた。美しい。光は人を引き付ける強…

乙女渓谷を遡る

暑い夏の日、渓谷歩きが楽しめる小秀山を訪れた。夏は早朝が気持ちがよい。国道19号を離れ、夜明けの景色を楽しみながらのんびりと進むと路面がぬれていた。平地では晴れていても、岐阜・長野方面に北上していくと、この所大体路面がぬれてい頃が多く、夜…

旅に出ようか

御嶽山「開田高原登山口」横には、ひっそりとヤマオダマキが頭を垂れていた。もう少し早く着く予定だったが、登山口まで少し迷ってしまった。。この道は山頂までの道は長く人もほとんど通らないたし、山頂まで行くと昼になってしまうな。空の様子も思わしく…

頂きます。

夏野菜は、朝のとれたてがうまい。 夜が野菜をうまくする。 夜、野菜たちは、はち切れんばかりに水を飲み瑞々しく変身する。サクッかじると、口いっぱいにうまみが広がる。 高原の朝の小さな野菜の販売所には、宝物がある。頂きます。

小泉セツ『思い出の記』より

気になる”ことば”がラジオから流れてきたこと。 『私死にますとも、泣く、決していけません。小さい瓶買いましょう。三銭あるいは四銭位のです。私の骨入れるために。そして田舎の淋しい小寺に埋めて下さい。悲しむ、私喜ぶないです。あなた、子供とカルタし…

早朝の宿場町

熱帯低気圧が迫り、湿った空気が流れ込み、山沿いは各地で雷雨に注意と天気予報で報じられている週末。空を見上げながら木曽の御嶽を目指して早朝に出発した。 夜半に降ったであろう、ぬれた路面を中津川あたりまで北上したころ、空が白み始めた。コンビニで…

生きられる場所

見上げる雲の上に人知れず咲き誇る花畑があるのをどれだけの人が知っているのだろうか。短い夏。競い合うように一気に咲き乱れる天上の花畑は様々な手段を用いて、訪れるものの気を引こうとする。 色。匂い。大きさ。形。一つ一つの花を眺めたり、匂いを嗅い…

あの道の向こうには

はるか彼方をのぞみながら、あの頂の向こうはどんな景色に出会えるのか、どんな花との出会が待っているのかワクワクしながらどこまでも歩き続ける。 振り返ると、歩いてきた道が眼下に延びている。ついさっきあのあたりを歩いていたんだな。一歩一歩は小さい…

ちょっとのチャレンジアップのこと

ちょっとのチャレンジアップのこと。今までも、週末ごとに野山を楽しんでいたけれど、仕事や資格取得のためにどうしても集中して出かけることがむつかしかったが、今年はうまいこと都合がついており、鈴鹿の雪山泊から始まり、テン泊を意識的に行い、日常の…

神の住む場所

白山は 御前峰を最高峰とした白山3峰に加え、別山・三ノ峰を加え白山5峰という。今回歩く道は、今の地図上では南縦走路と書かれているが、古来より祈りのとして多くの人が登ったという。山小屋に、御師活動(おし)に使われた、古地図が張ってあった。その…

山に入るとき

オリンピック開催に合わせて4連休が組まれた今年のカレンダー、一日早く休みを取りGWに訪れた石徹白(いとしろ)の登山口から白山(別山)を目指して山を楽しむことにした。食料は2泊+@をザックに詰め込んだし、もしものためにテントも入れた。 石徹白の…