のろやま

身の回りの小さな発見と驚きを見つける旅に出かけたい

2023-01-01から1年間の記事一覧

自然観察みちくさ散歩「扉をあけるちょっとした瞬間の事」

タマアジサイ 気になったら手を伸ばしてみよう。 そう感じたタマアジサイ 葉っぱを触ると、親父のひげのようにざらざらの葉 球のような、蕾だからタマアジサイと呼ばれるようになったと聞いて、 少し別の場所で、蕾を発見! ほんとだ。 まん丸じゃない。 ク…

自然観察みちくさ散歩「始まり」

ガイドの導入はまず、鎌倉の地質と地形の説明からだった。 この地に根ざす植物を知るにはその地形と資質が大きく影響している。 この2日間、鎌倉の取り囲む山をぐるっとめぐりすっと地形が頭に入って来て納得です。 なるほどね。 トリカブトのこと 武士のカ…

北鎌倉「たからの庭」

鎌倉にじっくりと訪れてみたかった。 ひそかにそんな思いを胸に秘めていた。 その理由の一つは「みちくさ部」という、Facebookのグループの部長が 月一回開催されている自然観察会への参加したいと思っていたこと。 もう一つは、鎌倉をぐるっと取り囲んでい…

海と人が近い町

コンビニの前に手作りの床几があった。 板が広くなかなかいい感じ、今度作ってみたいな。 場所は鎌倉、目の前には海が広がる。 どんよりと、垂れこめた海が広がる。 太平洋から寄せる波が、海へと人を誘い 多くの人が海辺へと集まってくる。 自転車で、バイ…

行ったり来たり

下りは、二ノ谷へと下ることにした。 二ノ谷は乙女渓谷へと交わり数々の滝とともに 流れゆくように下っていく道でもある。 渓谷の道を楽しみながら、ゆっくりと下っていく。 ジョウビタキがやって来て挨拶をしていき、 遠くで、アオゲラがドラムをたたいてい…

ありがとうございます

ゆっくりとした朝食をとり、荷物をかたずけ掃除をする。 来た時よりも綺麗にね。 一晩有難うございます。 日が登り、青空が広がる。 風は強いが、気持ちの良い一日になりそうです。 もう一度手を合わせ、帰路に就く。 名残惜しく振り返ると、山頂小屋が手を…

小秀山の夜

滑り込みで小屋につく。 振り返ると、雲の向こうに日が消えていった。 静かに小屋に入る。 今晩の住人は、私一人だけのようです。 小秀山の避難小屋はとても清潔で、中にバイオトイレも完備されていて とても綺麗で、地元の方々に愛されている山だと感じます…

暮れゆく時の流れ

上空は風が強く、雲の流れが速い。 先ほど降りれ来られた方に聞いてみると、御嶽は雲の中で 時折小雨が降ってきたので急いで降りてきたとのこと。 少し急ぐか。 振り返ると、日が西に沈んでいく。 日の入りの時刻を確認すると、17:10 小屋につくのはち…

加子母(かしも)の森

小秀山がある中津川西部周辺は、加子母(かしも)の森と言われて、 林業が盛んな地域で、この日も重機の音が谷に響いていた。 この足場の悪い急斜面に木を植えて倒し、また植える。 いつも思うが、凄いな。 三ノ谷の登山口は、伐採作業のため新しい道がつけ…

秋は何色

南方面にすれば天気は安定しているけれど、紅葉には少し早いし。 北に行き過ぎると、天候不安定。 行き先に迷った10月の連休は、以前から山頂の避難小屋で一泊してみようと 思っていた、小秀山に決めた。 小秀山の登山口の標高は約890m 丁度秋の花が花盛…

下る道 小さな一歩

下る道 来た道を下り、今度は稜線をたどり北沢峠へと下っていく。 西の伊那方面から雲が流れてくるが、丁度稜線で受け止めて 見えない壁がある可能ように谷へは流れ込んでいかない。 稜線の先にちらっと、仙丈ケ岳が顔をのぞかせる。 明日行ってみたいが、天…

白い山肌

白い山塊が衣を纏いそびえたつ。 これは。 この景色を見たくてみんなここに来るんだろうな。 白の山塊に取り付くには、小さな鎖場を何回か超えていくが そんなに心配する場所はない。 春は里から、冬は空からやってくる。 もうこの辺りは季節が変わり始めて…

稜線への道

さあ行こう ピーカンの空より雲を纏う景色に惹かれる。 下り坂の天気予報だけれど、よい日に恵まれたようです。 山と雲が絡み合い 光と雲が交差する。 周りの木々は次第に色どりがにぎやかになってきた。 ダケカンバとツガがまじりあい、複雑な色合いを見せ…

地が交わる場所 仙水峠

日の出とともに、北沢駒仙小屋のテント場立ち 谷沿いに北へと向かっていく。 この谷は、数年前の台風で大水が出て荒れてしまい、 今なお傷跡があちこちにみられる。 今年の紅葉は遅いと言われているが、 9月も最終週に入り、ほのかに色づき始めてきたようだ…

光のこと

日が暮れて、渓谷は闇に包まれてた。 横を流れる水の流れが心地よく響くき、静かな時間が流れていく。 最近のランタンは、空気入れ用の電動ポンプについている 灯りを利用している。 マクアケという小規模のクラウドファンディングみたいなのサイトで 見つけ…

南アルプス北沢峠のテント場は

月末最終日に気兼ねなく、代休を入れることが出来るようになった幸せ。。 今年は南アルプスを歩いてみたいよなと思っていたが、遠いよなーと ついつい白山へと足が向いていましたが、最近始めたオーディオブックを 聞きながら走っているとあっという間に時が…

たまにはのんびり猿投山

一緒に行きませんか? 同僚から声をかけられた。 関西から山好きが一人やって来て、若手に声をかけた。 私の山歩きは、のんびりと周りを見ながらなので、 なかなかペースが合いません。 この週末は、出張が入っていたため、 近場でしたらということで、ご一…

カラタチの垣根の散歩道

早朝、家から勤め先までの6kmを歩き始めて1年半 中間地点にある名古屋城のカラタチの垣根の四季を追う。 カラタチの花と言えば、アゲハ蝶 蝶にはそれぞれの好きな木があり、 匂いで探していると聞くが、 どうやってこの広大な空間から目的の匂いを 嗅ぎ分け…

波静かな軍港のこと

山々に囲まれ、穏やかな海が広がる景色が広がり、 故郷の呉と、雰囲気がとても似ている。 「舞鶴」 その場所はともに、鎮守府がおかれた街。 そして肉じゃが発祥の地を争う。。 自衛隊の船が停泊し、日本を守るための日々努めていてくれる水兵さんの街 ひっ…

野仏のこと

街道沿い、行きかう人を見守る野仏に出会った。 その野仏たちはなぜだか、首が変わっていた。 その顔を覗いてみると、何事もなかったようにすまし顔だった。 横を向いたり、ちょこんと自分でそのあたりの石を拾って 急いでくっつけたりしたように。 でも、そ…

小さな漁村の神社の事

山陰の日本海を望む道 バイパスが通り、今は忘れ去られた小さな漁村へそれる 小道へとふと足を踏み入れる。 海へと下り始めてすぐのところに小さな鳥居があり ふと見上げると、そこには朽ちた小屋があった。 かつて村人が担いだであろう神輿がその朽ちた小屋…

ほのぼの

なんだー なんだー なんだか少し変だぞ。 出張で訪れた伊豆「修善寺」の宿への道 ふと、目を向けた鳥居の向こうの狛犬はなんだか 丸みを帯びて見えた。 なんと、こんな狛犬は初めて出会った。 面白いというものではない。 聞けば、まだ狛犬が世に広がる前の…

祈りの山

乗鞍から穂高、槍へと続く北アルプスの峰々がよく見える。 剣が峰に参る。 雲の上、どこまでも続く雄大な景色が続く この景色、空気は、山上で一夜を明かしたからこそ味わえる。 大きく息を吸いこみ深呼吸してみる。 鬼が積んだ石を蹴散らしていくという賽の…

飛騨山上色溢れる

飛騨山上の山小屋のご飯は夕も朝も早い でも、去年も一昨年もこんなに早かったかな。 コロナが明けてほぼ満員のためか、これが普通の景色なのかな。 人が増えようが、少なかろうがこの景色は変わらない。 まあ、でも個人的にはのんびりしたいけど。。 平日に…

水少なきこと

一年ぶりの五ノ池小屋です。 天気の関係で空きが出たようで今年も泊まることが出来ました。 ここは人気の山小屋でなかなか予約が取れないと聞くのですが、 山は天気次第でキャンセルも多くあるので、 天気を見ながら電話してみるのもよいと思います。 今年は…

押し合いへし合い

雲が上がってきた。 独立峰の御嶽山は気流が吹き上がり雲を纏いやすいのか。 それでも雲が晴れると、これでもかと青い空が垣間見える。 夏と秋のはざま 季節の変わり目は空気のせめぎ合い 押し合いへし合いしながら少しづつ季節は巡る。 コマクサはもう種を…

雨上がりのツガの森

夜半に降った雨露が林床の葉にあたる朝日に光る。 心配していた雨も何とか持ちそうだ。 2014年のあの噴火から9年目、年号は平成だった。 この夏、やっと剣ヶ峰への規制が解除された御嶽へと足を向けた。 転勤して毎年、五ノ池小屋泊で、御嶽山に通うように…

朝日の下り道

室堂のお花畑の最後のハクサンフウロが見送ってくれた。 さよなら。 また来年会おうね。 草花の種は、確実に実り朝日に輝く。 透かして見るときちんと実がついている。 ぱちんと弾けて跳ねていくもの。 風に乗ってフワフワと空に登っていくもの。 空の向こう…

朝日の道

南竜が馬場のテント場に日が差し始めたころテント場を後にした。 前回は雲の中だった道を再度歩く。 今度はまた別の道のようだ。 空が広い。 出来損ないのうろこ雲か。 秋はもう少し先のようです。 行く道を見て 来た道を振り返る。 火が登るほうを見ると、 …

ゆるやかに流れる夜のこと

南竜のテント場に静かに日が沈む。 時の流れが緩やかになり、気持ちがほぐれていく。 空気が入れ替わりひんやりとしていく。 前回よりもテントは少ないかな。 2回目なので、室堂の丘が見える良い場所が大体分かっていているので その場所をチョイスしました…